ギンバル温泉&ホテルオープン!
軍用地研究会ではギンバル訓練場を特集してきましたが、ギンバル訓練場跡地開発の目玉である「温泉施設&ホテル」がオープンします!
金武町のホームページによると、「金武町ふるさとづくり整備事業」ということでギンバル訓練場跡地開発事業を行っているということです。
ヒルトンがやってくる!?
そもそも、ここにはヒルトンがやってくるはず?
ヒルトンは別のところに立つ??そんな疑問があるが、近々ホテルはオープンする。
過去をさかのぼってみよう
2013年7月30日の金武町のFacebookでは
【ギンバル訓練場跡地に、あのヒルトンホテル!】
マレーシアの不動産開発企業ディジャヤ・ランド・ディベロップメント社が本町ギンバル訓練場跡地で建設を進めているホテルの運営事業者が、「ヒルトン・ワールドワイド」に決定しました!
ヒルトンブランドが運営する沖縄県内のホテルとしては、那覇・北谷に続いて3軒目。
ホテル名は「ヒルトン沖縄金武」で、客室数は190。
那覇・北谷とは異なり、「リゾート」を全面に打ち出したホテルになるとのことです。
「基地経済からの脱却」「自立経済の確立」を目指す本町にとって、観光振興と雇用創出への大きな原動力となること間違いありません!
オープンは2016年予定とのこと。
期待でドキがムネムネ……ゴホン、胸がドキドキします!
(写真:運営委託契約書への調印を終え、握手を交わすディジャヤ社ダト・ディクソン・タン社長とヒルトン社ガイ・フィリップス副社長)
このあとの金武町の広報によるとディジャヤ社のギンバル訓練場跡地に対する投資額は約600億円!
土地の賃借契約は100年。「12~15年かけて開発する」。とある
10月18 日、 本町は、 マレーシアの不動産開発企業ディジャヤ ・ ランド ・デイベロップメント社との間に、 ギンバル訓練場跡地開発にかかる土地の賃貸借契約および基本合意を締結しました。
本町はこれまで、 ギンバル訓練場跡地にホテル等を誘致することで、 若者の雇用創出や、 町特 産物の消費拡大、 商工会との連携、 地元住民と観光客の文化交流の場を提供するなど、 町の活性化への波及効果が大いに期待されるものとして、 跡地利用計画に取り組んできました。ディジャヤ社はギンバル訓練場跡地に、 5つ星クラスのホテル ・ 海外ブランドのスパリゾートホテル、戸建て住宅、マンション、 そして町特産の農林水産物の販売を促進するための複合大型商業施設・結婚式場 ・ 会議場・マリンスポーツ施設、 飲食店などを建設する計画で、 開発工区を5つに分けて整備を予定しています。
ギンバル訓練場跡地開発におけるディジャヤ社の投資総額は約600億円。 多額の投資と12~15年という年月をかけて建物の建設を行うため、 士地の賃貸借契約期間は100年としております。
また、 ディジャヤ社は金武町の地元業者の優先活用することとしており、 雇用の促進および人材育成を強化する意向。 約800人(職種については 6 ページ参照)の雇用を創出する予定で、 町民の就労など地域貢献も期待されます。金武町広報特別号外2012.11号より抜粋
今回のホテルは40億ということがわかっている。
これ以外に600億の開発があるのか?
どんな開発するんだ??
ヒルトン・ワールドワイドの方向性
2016年11月10日のヒルトン・ワールドワイドは、日本オフィスにおいて報道陣向けに今後のホテル戦略などの説明会開催した。
その中で「ヒルトン沖縄金武を2019年オープン予定」と話している。
トロピカーナ・デベロップメント社
ディジャヤ ・ ランド ・デイベロップメント社がトロピカーナ・デベロップメント社になって、さらには沖縄金武リゾート株式会社と話がわからない。
金武町の人たちは全容を知っているのだろうか?
2017年8月10日に開催された、「金武町ギンバル温泉施設運営候補者募集」募集要項に関する質問書事項の回答には
Q:沖縄金武リゾート(株)とは進出が決定しているマレーシア企業のことか? 双方の施設完成後に配湯使用料として徴収、収益化は可能か?
A:沖縄金武リゾート㈱については、マレーシア企業(トロピカーナ・デベロップメント社)と同一と考えて差支えない。双方の施設整備完了後、温泉利用事業者から使用料を徴収し源泉管理事業に充当することが可能。
Q:プロジェクト立案上ヒルトンホテルの開業が担保となる可能性がある。間違いなく開業するのか? 現在の進行状況を開示し明確化してほしい。
A:土地に関しては、町はトロピカーナ・デベロップメント社と賃貸借契約を締結しており、トロピカーナ・デベロップメント社はホテルの運営についてヒルトン・ワールドワイド社と業務委託契約を締結している。次年度7月からホテル工事の着手に取り掛かるといった確認はあるが、民間どうしの計画なのでそこに関する町としての担保はない。
Q:計画当初、ヒルトン竣工は16年の予定だったと認識しているが、遅れている理由は?
A:ホテルの着工については、現在、沖縄県が実施する金武湾港海岸(ギンバル地区)環境整備事業の動向に合わせて進められることになっている。
これまで本町は、沖縄県と海岸整備の実現に向けて、調整を行ってきており、沖縄県は、平成26年度に、海岸整備検討業務、平成27年度に、海岸調査設計業務と海岸環境調査業務、平成28年度に海岸測量設計業務を実施している。平成29年度においては、現在、金武湾港海岸(ギンバル地区)環境調査業務を実施中であり、海岸工事についても今年度着手することとなっている。
2019年12月2日発行 議会だより「きんてん」より抜粋委
松田議員:海岸護岸整備事業(ビーチ)は来年1月に完成予定となっているが、ビーチの着工が条件だったホテル等の建設は来年には着工可能なのか?
町長:トロピカーナランドデベロップメント社から2020年の東京オリンピックの影響で建設ラッシュが続く中、建設資材が高騰しておりそれが落ち着くころに着工して2~3年かけて完成させたいと確認がとれている。
2020年3月2日発行 議会だより「きんてん」より抜粋
仲村議員:ホテル計画から数年たっており、町民からも危惧する声が多数聞こえてくる。町のギンバル跡地利用に対する考えは?
町長:トロピカーナランドデベロップメント社のホテル建設については去る10月同社の町内事業所となっている沖縄金武リゾートの担当者と打ち合わせを行いマレーシア本社の担当者が来町し建設に向けた協議を来年2月までに行えるよう調整を行っている。
2021年になってトロピカーナランドデベロップメント社との進捗はうかがえない。
現在進行している温泉ホテルとヒルトンの話は別物
上のイラストが金武町のサイトに掲載されているギンバル訓練場跡地開発のマスタープラン。
黄色の部分が、今話をすすめている、「ヒルトン」このマスタープランを見る限り、この「H」はあきらかにヒルトンブランドを意識している。
ということは、この話まだ進んでいると考えて間違いない。
ヒルトンが記者会見で話した内容の通りでいくとしたら、190室のホテルができあがることになる。
マジか・・・。
そうだとしたらマスタープランの黄色い枠がこの施設で、もうすぐオープンする温泉ホテルということか?
ギンバル訓練場跡地に温泉施設&ホテルオープン!その名はASBOSTAYHOTEL
ということで、そろそろオープンするホテルは温泉ホテルでヒルトンとは別物とわかったところで、ではどんなホテルがいつできるのだろう?
沖縄タイムス2019年1月13日記事
沖縄県の金武町が取り組むギンバル訓練場の跡地活用で、メディカルサポートや不動産業を手掛けるアイロムPM(東京都、見波徹社長)とホテル運営・コンサルティング業のレンブラントホールディングス(神奈川県、小巻公平社長)は2020年秋をめどに温泉宿泊施設をオープンする。アイロムPMが施設整備し、レンブラントホールディングスが運営する。
2020年秋オープンする温泉宿泊施設の外観イメージ(金武町商工観光課提供)
19年7月の着工予定。ホテルの敷地面積は1万2762平方メートル。地上7階建てで、客室は2~5階に120室、6階にレストラン、7階に温泉や露天風呂がある。年間のホテル宿泊者は7万7千人、温泉利用者13万人を見込み、一般の観光客に加えて医療・スポーツツーリズムでの利用も視野に入れている。
町と両社は18年9月に事業用定期借地権設定契約を交わし、30年間の町有地の貸し付けと当初10年間の無償提供を決めた。町は80~100人の雇用を見込んでいる。
町は健康と癒やしをテーマにギンバル地域の跡地利用を進めており、これまでに野球場やフットボール場、医療センターが整備されている。
琉球新報2021年8月2日 記事
【金武】2011年に返還された沖縄県金武町米軍ギンバル訓練場跡地で、金武町が整備を進める温泉宿泊施設の開業が20年秋になることが15日までに分かった。医療機関開業経営支援コンサルティングや不動産業を手掛けるアイロムPM(東京都、見波徹社長)が施設を整備し、ホテル業のレンブランドホールディングス(神奈川県、小巻公平社長)が運営を担う。
金武町は18年9月に事業用定期借地権設定契約を両社と交わした。町有地を30年間貸し付け、当初10年間は無償提供する。町は約100人の雇用を見込む。
金武町によると、温泉は町が14年3月から掘削作業を進め、15年に掘り当てた。150メートルの深さから34度の温泉が毎分400リットル湧き出ている。宿泊施設は、19年7月の着工を予定しており、敷地面積が1万2762平方メートル。地上7階建てのうち2~5階が客室(120室)、最上階に温泉を整備する。年間7万7千人の宿泊利用と13万人の温泉利用を見込む。
ギンバル訓練場跡地を巡り、金武町は「健康医療ツーリズム」拠点化を目指して整備を進めている。
株式会社アイロムグループのアイロム PMが建設する
【当社子会社による固定資産の取得およびシンジケートローン契約締結ならびに当社による連帯保証に関するお知らせ】
当社の 100%子会社である株式会社アイロム PM(以下、「アイロム PM」という)は、沖縄県国頭郡金武町(以下、「金武町」という)においてホテルを建設することを決定しました。
また、建設費用として株式会社みずほ銀行をアレンジャーとするシンジケートローン契約締結を決定し、同契約を締結いたしました。さらに、当社は、本シンジケートローン契約について連帯保証人となりま
したので、下記のとおりお知らせいたします。
1.固定資産取得の理由
当社グループは、金武町が建設した医療施設の管理・運営を 2015 年に同町から受託し、金武町を中心とした沖縄県北部地域住民の皆様の健康な生活と医療水準の向上に取り組み、金武町とともに
沖縄県が目指す再生医療産業創出の実現に向けて推進しています。
このたび、金武町が推進するギンバル訓練場跡地利用計画(※1)において、すでに開設している医療施設やスポーツ施設と連携し、医療・スポーツツーリズムの推進や当社グループが保有する
先端医療技術の提供の推進などを目的に、当社グループで不動産事業を手がけるアイロム PM が町有地にホテルを建設いたします。
2.取得資産の内容
(1)名称 (仮称)金武ギンバル温泉プロジェクト
(2)所在地 沖縄県国頭郡金武町
(3)取得する資産の概要 鉄筋コンクリート造、地上6階建、121 室(予定)
(4)敷地面積 12,763 m2
(5)建築面積 1,808 m2
(6)延床面積 7,903 m2
(7)着工予定日 2020 年4月(予定)
(8)竣工予定日 2021 年9月(予定)
(9)建設費用等 約 40 億円
(10)資金計画 自己資金および借入金により充当
レンブランドホテルホールディングズが運営する
レンブランドといえば、2022年4月に那覇にも進出してくるホテルチェーン。
国内 13ホテル、国外 1 ホテル、国内ゴルフ場 1 施設の運営している。
https://rembrandt-style.com/naha-open/
那覇のホテルは2022年4月1日ですでにHPも出来上がっているが、ギンバル訓練場跡地は・・・。
レンブランドホテルのリリースにも載ってきていない。
ということは、オープンは4月以降か??
ASBO STAY HOTEL求人
ASBO STAY HOTELの求人募集について
ギンバル地区に建設中のASBO STAY HOTELより、ホテルで働く町民を募集しています。
職種
①総務(仕入れ・管理)
②調理(ホテルキッチン)
③フロント
④スチュワード(洗い物)
詳細につきましては、金武町就活支援センターへお問い合わせ下さい。
ホームページ→ http://koyo.town.kin.okinawa.jp/
町役場 商工観光課
098-968-3236
この求人を見る限り、いつから働くかが書かれていないので電話で問い合わせてみたが、開業がいつなのかということは知らされていない様子。
募集は町がしているのではないので、運営会社に聞いてほしいということ。
働く人は、そのくらい質問してくると思うが・・・。
ギンバル訓練所跡地ヒルトンホテル予定地はここ!
工事中の道を下がっていくと
赤土がむき出しになって工事が進められている。
元の地形がどうだったかはわからないが、開発されていなかった金武湾の青い海が見え、そこには造られたビーチがあることは間違いない。
マレーシアのデベロッパー、そして外資であるヒルトンがここに立つ日はもうそこなのだろうか??
軍用地跡地開発の問題は集客できるかどうか
軍用地だった場所がどんどん素晴らしい施設に生まれ変わることは否定しない。
ただ、ここには大きな問題が隠れている。それは立ち上がった後の運用コストをどう生み出すかだ。
どう考えても、年に1回のキャンプでは楽天が来ようと、レッズが来ようと1年分の運営費がでるとは思えない。
FC琉球が練習場にしたところでたかがしれているはず。
県内の子供たちや高校生、さらには社会人の練習や試合をいくらかき集めても「場所」はここだけではなく他にも似たような困った施設が山ほどある。
町はそのあたりをどう考えているのだろう?
この続きは、進捗がわかり次第掲載しますのでお楽しみ!
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あくまでも、ネット上にある記事、新聞記事、現場での見た目による身勝手な妄想もありますのでご了承ください。
あきらかに現実と違う場合はすぐに修正させていただきます!
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